
大手のコンサルティング会社から内定を得て、キーエンスの選考も進んでいたK.Hさん。営業製作所は、面接の練習も兼ねて受けた会社の一つで、「おそらく入社しないだろう」と考えていたといいます。
しかし、会社説明と短い面接を経て、その場で入社を決断しました。惹かれたのは、製造業の現場で困りごとを聞き、サービスを通じて解決する事業と、働いた成果が報酬に反映される環境でした。
なぜ知名度のある企業ではなく、営業製作所を選んだのか。現在、入社2年目としてソリューション営業を担うK.Hさんに、就職活動の軸、直感的な意思決定の背景、入社後に見えた仕事の難しさと成長環境を聞きました。
ソリューション営業部 メンバー
2025年新卒入社。大阪の大学を卒業後、営業製作所へ入社。現在は入社2年目で、新規開拓と契約後の営業支援を担当している。入社1年目に新人賞を受賞。
コンサル・商社・IT・M&A。業界を絞らず「成長と報酬」を軸にした就職活動

—就職活動は、いつ頃から始めたのでしょうか。
K.Hさん:大学2年生の終わり頃です。大学で就職活動の準備に関するセミナーがあり、自己分析から始めました。3年生の夏には、コンサルや商社、IT企業などのインターンや選考を受けていました。
最初から特定の業界や職種に決めていたわけではありません。給与水準が高いこと、仕事を通じて成長できること、仕事を頑張りながらプライベートも充実できることを軸に見ていました。
—営業製作所を知る前は、どのような企業の選考を受けていましたか。
K.Hさん:大手のコンサルティング会社の内定をいただいていました。M&A業界でも大手企業の選考にも進みましたし、IT企業も何社か受けました。キーエンスは二次か三次選考まで進んでいました。
大手のコンサルティング会社に惹かれたのは、給与水準の高さや、優秀な方が多い環境です。いろいろな業界を経験できる点や、コンサルタントとしてのキャリアも魅力に感じていました。ただ、「どうしてもコンサルタントになりたい」という強い希望があったわけではありませんでした。
「面接の練習」のつもりだった。営業製作所との偶然の出会い
—営業製作所を知ったきっかけを教えてください。
K.Hさん:大学時代のアルバイト先の先輩から、就職エージェントの方を紹介してもらったことがきっかけです。面接の練習にもなるからと勧められた企業の一つが、営業製作所でした。
当時は大手のコンサルティング会社から内定をもらっていて、これから大手企業の選考も控えていました。なので、正直に言えば「おそらく入社はしないけれど、面接の練習として受けてみよう」というくらいの気持ちでした。
—その状態から、なぜ入社を決めたのでしょうか。
K.Hさん:会社説明を聞いて、まず事業やサービスが良いと思いました。製造業という大きな市場で、営業に困っている会社を支援する。お客様の困りごとを聞き、それに対してサービスで解決していく仕事に惹かれました。
その後、5〜10分ほどの面接がありました。一般的な就職活動の質問というより、これまでの経験について聞かれたことを覚えています。そして、その場で「内定を出そうと思っています」と言われました。驚きましたが、直感的に「ここにしよう」と思い、その場で握手をして就職活動を終えました。
面接を受ける前は入社するつもりがほとんどなかったので、自分でも不思議です。ただ、会社やサービスに対する熱量、働いた分が給与へ反映される仕組み、仕事とプライベートを分けられる働き方などを聞き、「良さそうだ」と思いました。最後は、本当に直感に近い決断でしたね。
数字だけではなく、現場の困りごとから解決策をつくる。その泥臭さに惹かれた

—事業のどのようなところに魅力を感じましたか。
K.Hさん:お客様の困りごとを直接聞き、それに対してどう解決できるかを考えるところです。
選考を受けていたコンサルティング会社には、数字や資料を使い、経営に近い視点から企業の課題を解決するイメージを持っていました。一方、営業製作所は、製造業の現場へ入り込み、泥臭く話を聞く。そのうえで、自社のサービスを使って何ができるかを考えます。
—営業職そのものを志望していたのでしょうか。
K.Hさん:いいえ、営業がしたくて会社を選んだわけではありません。入社前は、自分が具体的に何を担当するのかも、そこまで理解していませんでした。製造業に特化し、複数のサービスで支援する会社だということは知っていましたが、入社前は業務の細かな部分まで理解できておらず、電話による新規開拓も担当すると具体的に知ったのは、入社後の研修でした。
それでも抵抗はありませんでした。どの仕事にも大変なことはあるので、努力に見合う報酬を得られるなら頑張ろうと考えていました。
大手コンサル会社の内定と、キーエンスの選考。それでも営業製作所を選んだ理由
—知名度や規模を考えると、大手コンサル会社やキーエンスにも魅力があったのではないでしょうか。
K.Hさん:もちろん魅力はありました。大手コンサル会社は給与水準が高く、優秀な方が多い環境です。コンサルタントとして働けば、転職する場合にもキャリアをつなげやすいと考えていました。
キーエンスも有名な企業ですし、選考は二次か三次まで進んでいました。ただ、営業製作所への入社を決めた後に辞退しました。
僕の場合、複数の会社を条件ごとに並べ、相対評価して営業製作所を選んだわけではありません。営業製作所の事業や働き方を聞いたときに、こちらのほうがワクワクする、面白そうだと感じた。それで十分でした。
有名企業に入りたいという気持ちより、「この会社は自分にとってありか、なしか」で考えた結果、ありだと思った。面接の場で内定を伝えられてから数秒ほどで「お願いします」と答えました。
給与を求めた背景は、「お金によって選択肢を狭めたくない」という思い
—就職活動で、報酬を重視していた理由を教えてください。
K.Hさん:大学時代から一人暮らしをしていて、お金によって行動が制限されることにストレスを感じていました。家賃やカードの支払いを引いて、残りから使える金額を計算する。アルバイトにも収入の上限がある。やりたいことがあっても、お金を理由に諦めなければならない状態が嫌でした。
また、僕は長くサッカーをしていました。スパイクや遠征費、チームでそろえる用品など、続けるにはかなりお金がかかります。それを家族に支えてもらった経験があるので、将来自分に子どもができたときにも、同じように不自由なく選択させてあげたいと思っています。
30代になってから準備を始めるのではなく、20代のうちに努力して積み上げておきたい。だから、若いうちから頑張った分が評価や給与に反映される環境を求めました。
高価なものが欲しいというより、お金を理由に日常の選択肢を狭めたくない。そのために必要な実力と報酬を、早く身につけたいという感覚です。
知識量の多い研修と、最初の受注まで続いた苦戦
—入社後の研修はどうでしたか。
K.Hさん:内容はかなり多かったです。会社やサービスについての座学だけでなく、切削加工をはじめとした製造業の知識も細かく学びました。その後、電話や商談のロールプレイングを行い、現場へ出ていきました。
製造業の勉強自体は楽しかったです。もともと機械やものづくりに対して、漠然と「かっこいい」と感じていました。精密な加工や、自動車の一つの部品がどうつくられているかを知ると、普段目にしている製品や部品への理解も深まります。今では窓枠を見ても、アルミサッシの会社を思い浮かべることがあります(笑)。
—新規開拓は、すぐに成果が出ましたか。
K.Hさん:いいえ。最初はアポイントを取ることに苦労しました。話すことが得意なわけではなかったので、先輩から「まずは行動量を増やし、経験を積もう」と教わり、電話や商談の機会を増やしました。
研修期間中に受注する同期もいましたが、僕は研修期間を終えて配属されてから2ヶ月ほど受注できませんでした。初めて決まったのは12月頃で、新卒の中では一番最後だったと思います。決まり方自体は意外とすんなりしていましたが、そこまでが長かったので、初受注のことは今も覚えています。
現在は新規開拓が約7割。量だけでなく「どこに電話するか」を考える

—現在は、どのような仕事を担当していますか。
K.Hさん:新規開拓と、契約後のお客様の支援です。比率でいうと、新規が7〜8割、既存のお客様への対応が2〜3割ほどだと思います。
以前は、まず電話をかけ、アポイントを取ることだけで精一杯でした。現在は、どの業界の、どの規模の会社へ、どのような切り口で連絡するかを考えるようになっています。
特に意識しているのは、電話をかける企業のリストです。過去に受注した企業の従業員数や加工内容、「Eigyo Engine」と相性の良い業界などを見て、自分で候補企業をまとめています。
同じような企業での支援実績があれば、商談でも具体的な話ができます。お客様にとっても、「自社と似た会社が利用しているなら、自分たちにもできそうだ」と感じやすい。単純に電話の件数を増やすだけでなく、受注や支援につながりやすい相手を選ぶことが大切だとわかってきました。
入社後にわかった魅力は、近くに目標となる先輩がいること
—実際に入社して感じた、営業製作所の魅力は何ですか。
K.Hさん:人が良いことです。相談すれば必ず話を聞いてくれますし、周囲から気にかけてもらえます。成果を求められる環境ですが、人間関係によるストレスはほとんどありません。
逆に、周囲の人が良くなければ、この仕事を続けるのは難しいかもしれません。全員が自分の数字に向き合いながら、プロジェクト全体をどう良くするかも考えています。一人ひとりが責任を持って仕事に向き合う環境ですが、悩みを一人で抱え込む必要はありません。
現在の上司は、入社年次が一つ上の先輩なので、親身に相談できます。同時に、社内でも上位の成果を出している営業なので、学べることが多いです。お客様が営業を必要とする理由から逃げず、課題を深掘りし、必要性を一緒に整理する。契約後も、ターゲットやスクリプトの精度を高め、成果につながるまでの期間を短くする。近くで仕事を見るほど、自分との差を感じます。
社内には、さらに高い成果を出し、信頼関係のつくり方まで含めて高い水準で営業している先輩もいます。まだ学ぶことばかりですが、目指す姿がすぐ近くにあることは、成長するうえで大きいと感じています。
有名企業との比較ではなく、自分が「ワクワクするか」で決める
—入社から一年を経て、当時の意思決定をどう感じていますか。
K.Hさん:営業製作所を選んだときは、細かく比較したうえでの論理的な決断ではありませんでした。でも、事業やサービスに面白さを感じ、成果と評価がつながる環境を選んだという軸は、入社後も変わっていません。
一方で、まだ自分が十分に売れるようになった感覚はありません。電話をかけるだけだった段階から、狙う企業や商談内容を考えられるようにはなりましたが、先輩との差は大きいです。
入社1年目には新人賞をいただきました。2年目は自分で高い目標を設定し、新人の枠を超え、全社表彰の対象となる成果を目指しています。